前回、家計のやりくりについて
- 節約術に飛びつく前に、「理想の支出」について知ること
- 収入と家族構成に合わせた「支出の割合」を確認すること
とまとめました。
今回は家計の支出の理想を知った上で
私が改善したことについてご紹介します。
こちらもどうぞ:家計のやりくりができない!<方法2>家計の理想の割合を計算する
「固定費は減らせない」は間違い!
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固定費について
「生きていくのにかかるものだから仕方がない」
と思っていました。
ところが、工夫次第でやりくりできました。
「夫婦二人での生活、手取り30万円(100%)」の場合で、
私が実践したことをご紹介します。
家賃・住宅ローン
家賃は手取り収入の25%以内です。
駐車場代・管理費・火災保険料・契約更新料など
含めて75,000円以内を守りました。
家賃は固定費の中でも一番割合が大きいので、
間取りと理想の賃料を比べて、
できるだけ時間をかけて選ぶことをおすすめします。
私は一度経験したのですが、
自治体によっては地方移住・新婚世帯などへの
一時的なサポートを行なっています。
審査条件はありますが、
何かと物入りな最初の時期に
そういう制度の活用もおすすめです。
今後、住宅ローンを組む場合には
家族できちんとした話し合いを設けたいと思います。
光熱費(電気代と水道代を中心に)
光熱費に関してやってよかったやりくりは
「一年分の料金データを取ること」です。
それを12ヶ月で割って、
毎月決まった額を口座に預けています。
「今月は電気代が高い…!」
と焦る必要がなくなりました。
【電気】
夏と冬のエアコン代が気になるので、
「消費電力の試算」をしてみました。
電化製品の購入の重要なポイントとしても活用できます。
電気料金の計算サイトで
簡単に計算できます。
調べて初めて知ったのは、
照明と換気扇は電力量に
さほど影響しないということです。
つけっぱなしは資源の無駄ですが、
やっきになってまで節約することではないようです。
電気契約の内容や
プランの変更もおすすめです。
【水道】
どこに住むか、戸建か集合住宅かでも違います。
同じ県内のA地区とB地区に住み替えたら
1/4におさえられたのでびっくりしました。
月々水道代だけで3,000円おさえられた場合、
年で36,000円の差は大きいです。
また、集合住宅の水道代は管理会社や大家さんが取り付けた
口径の大きさによって料金の区分が違います。
実際に住んでみるまで不透明ですが、
気になる方は水道代の明細書で確認してみましょう。
通信費
独身の頃は携帯代だけで
月1万円かかっていました。
ほとんどアプリで連絡しているのに。
夫が格安SIMを利用していたので、
教えてもらって私も契約を変更しました。
毎日どれだけ通信費を使うのか想像して、
適宜、契約プランを見直しています。
保険料の簡単な見直し方法
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日本人は世界的にみても
「保険にお金をかけすぎている」
傾向にあるそうです。
保険は生活の保証をしてくれるものですが、
支払いに追われていたら意味がありません。
また、オプションをつけると高くなるし、
生活にあっていないもののために
支払いを増やすことはないと思います。
保険については調べるほどよくわからなくなるので、
簡単な見直しからはじめました。
保険料の目安は手取りの4%以内なので、
まずは家族にとってどんな保険が必要なのか、
考えました。
その結果、独身の頃に付き合いで契約していた生命保険は解約し、
自動車保険は年間走行距離が変わったので、
ネットの保険に変更しました。
保険は内容のメリットや
各保険会社のデメリットを比べて
時々見直すのがベターなようです。
固定費の見直しはこれで終わりではなく、
状況に合わせて変わっていくのが自然です。
参考になれば幸いです。