前回、家計のやりくりを上手にするためには
- 家族で家計について話し合う機会を持つこと
- 家計簿をつけてお金の流れを知ること
- 変動費の優先順位をつけること
から始めよう、
とまとめました。
家計のやりくり上手になるには
今の家計と理想の家計の違いを
客観視する必要があります。
今回は家計の内訳項目の理想の割合について
調べたことをご紹介します。
こちらもどうぞ:家計のやりくりができない!<方法1>家計簿を夫婦で共有しよう
情報に振り回されたら原点にもどって
出典:Unsplash
家計のやりくりについて調べていると、
わが家ではこうだけど
一般的にはどうなんだろう、と思い始めると思います。
少しでもお金をうかせたいと思い、
私もいくつかメディアや雑誌を読みましたが、
世の中にはたくさんの情報が転がっています。
独身の頃は家計のやりくりの書籍を読むことがなかったし、
主婦が主な読者の雑誌は毎月のように
「○○円を一年で貯めた!」
「お得なポイントカードは?」
のような特集があふれています。
家計のやりくり方法については
さまざまな意見がありますが、
突発的な情報だけでなく、
支出の原点に戻った方がいいでしょう。
根本的な原因を探る方が懸命です。
そのあとに節約術を加えればいいと経験から分かりました。
収入に合わせた支出の割合はほぼ決まっています。
特に固定費と貯金額は分かりやすいです。
家族構成と収入で割合は違うので、
家庭の状況になるべく近いものを参照しました。
家計の支出割合を確認してみよう
出典:Unsplash
例えば雑誌によく出ているのが
「夫婦二人での生活、手取り30万円(100%)」の場合です。
支出の1%=3,000円、
「固定費+貯金額」と「変動費」の割合は「6:4」が目安。
支出の内訳の参考例
【固定費+貯金】=約60%
- 家賃・住宅ローン(25%以内)=75,000円
- 水道・光熱費(5%以内)=15,000円
- 保険料(4%以内)=12,000円
- 通信費(5〜6%以内)=15,000円〜18,000円
- 貯金(20%)=60,000円
人によっては毎月定額支払っているものを
固定費に含める場合もあります。
すでに知られている情報ですが、
メディアでは固定費の理想の割合が守られていないケースが
よく紹介されています。
今の家計の現状で
理想の割合を大きく超えているものがあれば
見直しする必要があります。
【変動費】=約40%
- 食費(外食を含めて15〜20%以内)=45,000円〜60,000円
- 日用品・雑費(2〜3%以内)=6,000円〜9,000円
- 被服・美容代(3〜5%以内)=9,000円〜15,000円
各支出項目の割合を守り、毎月の貯金額を食うことなく、
固定費と変動費合わせて100%を超えなければOKです。
前回、変動費の優先順位をつけると話しましたが、
- 交際費・お小遣い
- 遊興費・レジャー
- ガソリン代(交通費)
- 車両維持費
- 医療費
- 趣味・嗜好品
- 教育費・自己投資費
変動費は食費や日用品以外にもさまざまあります。
各家庭で何が一番大事なのか、
選ぶことが重要です。
次回は家計の支出の理想を知った上で
私が改善したことについてご紹介します。